看護師には大きく分けて、正看護師と准看護師があります。
この2つの大きな違いは取得している資格であり、正看護師が国家資格なのに対して准看護師は都道府県知事免許です。
そのため資格としての重みは当然正看護師の方が上だと認識されており、取得のしやすさの面では准看護師の方が複数の試験会場を利用できるので取得しやすくなっています。

このような違いは給与面でも挙げられており、正看護師と准看護師では基本給の設定が異なっています。
このためより多くの給与を得たいと考えるのであれば正看護師を目指すのがおすすめですが、准看護師でも役職付きになれば正看護師以上の給与を目指せると考えられています。
ただそこまで役職を目指すつもりがなければ、給与面では正看護師の方が有利であると言えます。

しかし、正看護師と准看護師で変わりがないところも多く、例えば勤務内容や勤務先はどちらもほとんど変わりません。厳密には勤務内容や仕事内容には違いがあるのですが、現場において正看護師と准看護師の違いはほぼないと考えられています。
また、准看護師だからと言って勤務できる場所に制限があるわけではないので、資格を意識せずに仕事を行えている方が多いようです。

このように、正看護師と准看護師は違う部分とそうではない部分がいくつか見受けられています。このためどちらが働きやすいのか、取得しやすさや取得にかかるコストなどを考がえて取得を検討すると良いでしょう。